アウディは、パフォーマンスカー『S3スポーツバック / セダン』の改良新型を2024年の第2四半期に発売する。「単なる商品アップグレードではない」とアウディは自負している。
333PSのパワーと420Nmのトルクを誇り、トルクスプリッターとダイナミックプラスモードを搭載し、敏捷なハンドリングを実現したという。外観は、より表情豊かになったフロントデザイン、スポーティなディフューザー、4本出しのパフォーマンスエキゾーストシステムにより、その運動性能を反映している。価格は5万5600ユーロ(約940万円)から。
アウディ『S3』改良新型が登場…333馬力ターボを搭載、RS3の技術も採用
◆顔の表現がより豊かに
新型S3は、よりスポーティで引き締まった外観を持つ。六角形のシングルフレームグリルは、より平たく、幅が広くなった。L字型のデザイン要素が大きなグリルを引き締める。グリルの左右にあるインテークが、S3のダイナミックなキャラクターを際立たせている。モータースポーツからインスピレーションを受けた2本の垂直ストラットを持つフロントスポイラーが、S3を視覚的に低く見せている。
リアバンパーも新しく、これまで以上にダイナミックなS3に印象を与える。フロントグリルのL字モチーフはリアエプロンに反復された。2つのパートに分けられたディフューザーはSモデル専用のデザインで、さらに垂直のサイドリフレクターはRSモデルの意匠であり、特にスポーティな印象を与える。同じくSモデルの特徴である4本のテールパイプがダイナミックな外観を完成させる。
◆シャープなインテリアデザイン
内装デザインも外観に合わせてシャープになった。シフターデザインやエアベント、装飾用のファブリックインレイ、新しい内装照明など、多くの変更が加えられている。これらの要素は、精密な細部、進歩的な技術的といった車両の性格を演出している。
標準装備の「アンビエントライトパッケージプラス」は、シフトレバー前の収納スペース、ドア、フットウェルにアクセントを加える。モデルアップグレードにより、センターコンソールとカップホルダーにもライトが追加された。目をひくデザイン要素は、ドアパネルのファブリックだ。300回のレーザーカットで小さな穴が形成され、バックライトを持つ。異なるサイズの穴のを配置して、光のダイナミックな動きを表現している。車両のロック/アンロック時に光る、ユニークなデザイン体験だ。
内装は、ダークカラーを基調とし、シルバーのアクセントがいくつかある。黒のルーフライニング、ステンレススチールのペダル、Sロゴ入りのアルミニウムインサートを備えた照明付きドアシル、アルミニウムスタイルの内装トリムが、車両のスポーティなキャラクターを強調している。人工皮革のアームレストと2ゾーンのエアコンは標準装備だ。下部が平らな3スポークのスポーツコンター・レザーステアリングホイールには、マルチファンクションボタンとクロームメッキのパドルが備わっている。スポーツシートはヘッドレストと一体で、サイドボルスターは横方向のサポートが強化されている。
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みんなのコメント
これだと次のRS3は1200万くらいになるのかな。